Windows 標準のスクリーンショットツール

Snipping Tool のアイコン

Snipping Tool

Windows 標準機能

対応 OS
Windows Vista/7/8/8.1/10/11
言語
日本語
価格
無料
提供元
Microsoft Corporationソフト一覧を見る

スタートメニューから起動でき、フリーハンドで任意の範囲、四角形の任意の範囲、選択したウインドウウ、全画面の4パターンから選択したモードで静止画をキャプチャーします。
Windows 11 では動画のキャプチャー(録画)も利用可能に。
キャプチャーした画像に対してペン、蛍光ペンでの編集が可能で、画像は PNG/GIF/JPG ファイルで保存できます。

※ Windows Vista/7/8/8.1/10/11 に標準でインストールされている機能です。

Snipping Tool の使い方

ダウンロード と インストール

Windows 11 の場合
スタートメニューの「すべてのアプリ」⇒「Snipping Tool」から起動します。

Windows 8/8.1/10 の場合
スタートメニューの「Windows アクセサリ」⇒「Snipping Tool」から起動します。

Windows Vista/7 の場合
「スタート」⇒「すべてのプログラム」⇒「アクセサリ」⇒「Snipping Tool」とクリックして起動します。

使い方

Windows 11 での使い方

静止画キャプチャーを取得する
  1. 本ソフトを起動すると Snipping Tool のメイン画面が表示されます。
    Snipping Tool - メイン画面(Win 11)

    Snipping Tool - メイン画面(Win 11)


    新規 ボタンをクリックするか、Win + Shift + S キーを押すとキャプチャーモードになります。
    新規 ボタンをクリックしてキャプチャーした場合、直後に後述の画像編集が可能です。ここでは Win + Shift + S キーを押したものとします。
    キャプチャーモード(Win 11)

    キャプチャーモード(Win 11)

  2. ドラッグして任意の範囲を選択すると、その範囲が PNG 画像として保存されクリップボードにもコピーします。
    ※ 保存先は「ピクチャ」⇒「スクリーンショット」

静止画キャプチャーの取得範囲を変更する
メイン画面の 新規 ボタンをクリックするか、Win + Shift + S キーを押して表示されるキャプチャーモードにて、切り取りモード をクリックしてキャプチャー範囲を次の中から変更できます。
  • 四角形
    ドラッグして選択した四角形の範囲。
  • ウィンドウ
    ウィンドウをクリックして、そのウィンドウをキャプチャー。
  • 全画面表示
    全画面(フルスクリーン)。
  • フリーフォーム
    ドラッグして選択したフリーハンドの範囲。
キャプチャーの範囲を選択(Win 11)

キャプチャーの範囲を選択(Win 11)



画像を編集する
  1. メイン画面の もっと見る をクリックして表示されるメニューから「ファイルを開く」をクリックします。
    ファイルを編集する - 画像を開く(Win 11)

    ファイルを編集する - 画像を開く(Win 11)

  2. 「開く」ダイアログが表示されるので、編集したい画像を選択します。
    ※ 本ソフトでキャプチャーした画像を開きたい場合は、「ピクチャ」⇒「スクリーンショット」内から選択します。
  3. メイン画面で画像ファイルを開き、画面上部のツールバー部分に編集ツールが表示されます。
    • ボールペン … フリーハンドのペンツール(赤色)です。
    • 蛍光ペン … フリーハンドのハイライトツールです。
      色や太さを調整できます。
    • 消しゴム … 消しゴムで消します。
      ドラッグした範囲にある編集を消去します。
      ※ 「すべてのマークアップを消去」をクリックすると、すべての編集を消去します。
    • 図形 … 次の中からオブジェクトを選択して挿入できます。
      • 絵文字
      • 正方形
      • 楕円
      • 直線
      • 矢印

      また、次の中から色や線の太さなどを調整できます。
      • 塗りつぶし
        オブジェクト内の色や塗りつぶしの色の不透明度を調整します。
      • アウトライン
        オブジェクトの色や不透明度、線の幅を調整します。
    • 画像のトリミング … 画像内の任意の範囲だけ切り出せます。
      やり直したい場合は、もう一度 画像のトリミング をクリックして切り出す範囲を変更できます。
    • テキスト アクション … 画像内のテキストを OCR 認識してクリップボードにコピーできます。
    • 元に戻す … 編集の操作を元に戻します。
      Ctrl + Z キーでも元に戻しできます。
    • やり直し … 元に戻した操作をやり直します。
      Ctrl + Y キーでもやり直しできます。
  4. 名前を付けて保存 … 編集した画像を保存します(PNG/JPG/GIF)。
    Ctrl + S キーでも保存できます。
  5. コピー … 編集した画像をクリップボードにコピーします。
    Ctrl + C キーでもコピーできます。
  6. もっと見る … ズームの調整、ルーラーの表示などできます。
画像を編集する(Win 11)

画像を編集する(Win 11)



遅延を利用する(Windows 11 の場合)
メイン画面の 遅延 ボタンをクリックして静止画キャプチャー実行までの遅延を利用できます。
  • 待ち時間なし
  • 3秒遅延
  • 5秒遅延
  • 10秒遅延

メイン画面の 新規 ボタンをクリックすると、選択した遅延時間経過後にキャプチャーモードとなります。
※ 画面上に残り時間までのカウントダウンなどは表示されません。

動画キャプチャーを取得する
  1. メイン画面にて 新規 ボタンをクリックするか、Win + Shift + S キーを押すとキャプチャーモードになるので、録画 をクリックして選択します。
    キャプチャーモード - 動画を選択(Win 11)

    キャプチャーモード - 動画を選択(Win 11)

  2. 任意の範囲をドラッグした後、画面上部の「スタート」ボタンをクリックすると3秒のカウントダウン後に録画を開始します。
    動画の範囲を選択し「スタート」ボタンクリックで録画開始(Win 11)

    動画の範囲を選択し「スタート」ボタンクリックで録画開始(Win 11)

  3. 画面上部の停止ボタンをクリックすると録画を終了します。
  4. 録画した動画はメイン画面に表示され、Clipchamp で編集したり、名前を付けて保存 ボタンから MP4 形式で保存したり、コピー をクリックしてクリップボードにコピーしたりできます。
    録画を停止するとメイン画面で動画を表示(Win 11)

    録画を停止するとメイン画面で動画を表示(Win 11)


Windows 8/8.1/10 での使い方

キャプチャーを取得する
  1. 本ソフトを起動すると Snipping Tool のメイン画面が表示されます。
    Snipping Tool - メイン画面

    Snipping Tool - メイン画面


    モード ボタンをクリックして切り取りたい範囲を選択します。
    • 自由形式の領域切り取り
      ドラッグして任意に選択したフリーハンドの範囲をキャプチャーします。
    • 四角形の領域切り取り
      ドラッグして任意に選択した四角形をキャプチャーします。
    • ウインドウの領域切り取り
      特定のウインドウをキャプチャーします。
      ウインドウにマウスカーソルを乗せると赤枠で囲まれて選択できます。
    • 全画面領域切り取り
      フルスクリーンをキャプチャーします。
      本項目をクリックするとすぐにキャプチャーを取得します。
    ここでは「四角形の領域を切り取り」を選択したものとして進めます。
    モードを選択

    モードを選択


    ※ Windows 7 の場合は「新規作成」ボタンをクリックして選択します。
    モードを選択(Windows Vista/7/8/8.1 の場合)

    モードを選択(Windows Vista/7/8/8.1 の場合)

  2. 新規作成 ボタンをクリックすると、画面全体が薄く白くなります。
    ドラッグして範囲を選択します。
    ドラッグして範囲を選択

    ドラッグして範囲を選択

  3. ドラッグした指を離すと、選択した範囲のキャプチャーを取得し、メイン画面内に表示されます。
    ※ もう一度取得しなおしたい場合は、再び 新規作成 ボタンをクリックすればOKです。

    キャプチャー画像はペンや蛍光ペンを使って書き込み、訂正したい書き込みは消しゴムツールを使って消すことができます。
    ペン、蛍光ペンの追加

    ペン、蛍光ペンの追加

  4. 画像保存する場合は、切り取り領域の保存 ボタンをクリックして保存します。
    保存フォーマットは、次の通りです。
    • ポータブル ネットワーク グラフィックス ファイル(PNG)
    • GIF ファイル(GIF)
    • JPEG ファイル(JPG)
    • 単一ファイル HTML(MHT)

遅延を利用する(Windows 8/8.1/10 の場合)
遅延 ボタンをクリックしてキャプチャー実行までの遅延を利用できます。
遅延は待ち時間なし、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒から選択できます。
例えば遅延を3秒に設定した場合、ドラッグして範囲を選択した3秒後にキャプチャーを取得するので、それまでに表示させておきたい画面をセッティングしたり、タイミングよくポップアップウィンドウを表示させるようにする、といった通常では取得が難しかったキャプチャーの取得が可能になります。

ユーザーレビュー

  • 2

    連続して撮るのに向いていない

    てsってst
    てsってst
    1
    Windows 10

    連続して撮るのに向いていない。
    IMEの切り替え表記を外してないと
    切り替え表記が出たりとキャプチャの邪魔が入りやすい。
    それらの影響を受ける時点でキャプチャーソフトとして微妙。

    16人が参考になったと回答しています。
    このレビューは参考になりましたか?
  • 3

    〇お手軽だし便利

    aco
    aco
    1
    Windows 10

    〇お手軽だし便利。Windows標準搭載されたのは素直にうれしい。
    △数枚程度撮る作業にはとても良いが、複数枚キャプチャには全く向かない。
    △ペン入れは役に立つが中途半端。せめて長方形でも描ければ。
    ×jpegで保存したときの画質が粗い。

    4人が参考になったと回答しています。
    このレビューは参考になりましたか?
  • 5

    私はpcデビューしたばかりだったのでちゃんと使えるか心配でしたが、…

    aiy
    aiy
    1
    Windows 10

    私はpcデビューしたばかりだったのでちゃんと使えるか心配でしたが、初心者の私でもとても使いやすい、いいツールでした。

    11人が参考になったと回答しています。
    このレビューは参考になりましたか?