Windows 標準のコピーツール Robocopy をGUIで利用できるようにしたソフトです。
コピー元、コピー先を設定して、いつでも Robocopy を利用したコピーを実行できます。
ワイルドカード(*)を利用したコピーファイルのフィルターや、空ディレクトリをコピー対象から外すなどの様々なオプションも用意されています。
スクリプトファイル(.bat)を生成すれば、タスクスケジューラで実行させるなど、定期的なバックアップも可能になります。
RoboSync の使い方
ダウンロード と インストール
- Vector のダウンロードページへアクセスし、「ダウンロードページへ」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ 32bit 版、Zip 版をダウンロードする場合は、提供元サイトのダウンロードページよりダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(RoboSyncSetup_x64.1.3.27.0.msi)からインストールします。
使い方
コピー(バックアップ)のセットを作成する
コピー項目を作成する
- 本ソフトを起動すると、メイン画面が表示されます。
- メニューバーから「コピー項目」⇒「コピー項目の新規作成」とクリックするか、画面左の をクリックすると、「コピー項目設定」画面が表示されます。
次の内容を設定します。
- コピー項目名
本ソフト用の表示名を設定します。 - コピー元フォルダ
「参照」ボタンをクリックして、コピー元のフォルダーを指定します。 - コピー先フォルダ
「参照」ボタンをクリックして、コピー先のフォルダーを指定します。 - ファイル指定
コピーするファイルの絞り込みが可能です。
例えば *.doc と入力すると、Word ファイル(doc/docx)のみコピーします。 - オプション
「編集」ボタンをクリックしてコピーオプションを指定します。
※ 利用したい項目にチェックを入れます。
- コピー項目名
コピー項目を実行する
- 作成したコピー項目を実行するには、コピー項目の上の右クリックメニュー「実行」から実行できます。
※ メニューバーから「コピー項目」⇒「選択コピー項目の一括実行」⇒「実行」からも実行できます。 - コピー先フォルダーを確認すると、設定したコピーが行われていることを確認できます。
スクリプトを利用する
スクリプトを作成することで、本ソフトを経由せずにコピー(バックアップ)のセットを実行できるようになります。スクリプトを作成する
メニューバーから「スクリプト」⇒「スクリプトの新規作成」とクリックするか、画面左の をクリックすると、「スクリプト設定」画面が表示されます。スクリプトの新規作成
次の内容を設定します。
- スクリプト名
本ソフト用の表示名を設定します。 - スクリプトファイル名
「参照」ボタンをクリックして、スクリプトの保存先とファイル名を設定します。
スクリプトを生成する
- 作成されたスクリプトをクリックして選択します。
※ 緑色表示になります。 - コピー項目にチェックボックスが表示されるので、チェックを入れます。
※ チェックを入れたコピー項目が実行対象となります。 - 右クリックメニュー「スクリプトの生成」をクリックするとスクリプトが生成されます。
※ 先ほど指定した「スクリプトファイル名」の場所にスクリプトファイル(.bat)が作成されます。
スクリプトを実行する
スクリプトを選択し、右クリックメニュー「スクリプトの実行」をクリックすると作成したスクリプト(チェックを入れたコピー項目)が実行されます。作成したスクリプトファイル(.bat)を実行しても同じコピーを実行できるので、本ソフトを起動せずにコピー(バックアップ)のセットを実行できるようになります。
更新履歴
Version 1.3.27 (2021/01/01)
- /SJ, /COMPRESS, /LFSM オプションの追加。
- /COPY, /DCOPY オプションのパラメータ追加。
- オプション作成画面の幅をリサイズできないように修正
Version 1.3.12 (2020/08/16)
- 更新を確認する機能が正しく機能していなかったため、修正。
Version 1.3.11 (2020/06/21)
- オプション設定画面に /IM オプションを追加。
- オプション設定画面で /IF オプションのファイル名を入力できるように修正。
- オプション設定画面のオプション説明文を改善。
- 設定ファイルのインポート機能を追加。
- 管理者で実行されている時は、タイトルに「管理者:」と表示し、メニューバーをピンク表示にするよう修正。
- RoboSyncホームページのリンクを https に修正。
- コマンド実行中にファイルメニューが選択できないように修正。
- コマンド実行中にRoboSyncを終了できないように修正。
- RoboSync からコピー項目またはスクリプトを実行した場合、環境変数 ROBOSYNC_RUN、ROBOSYNC_PREVIEW を設定するように機能追加。
- 設定画面の「コピー項目実行時にコードページをUTF-8に設定しRobocopyを英語表示にする」のオプションが設定されている時、コピー元やコピー先、または、オプションに日本語が含まれる場合正しくrobocopy が実行されなかった問題を修正。
- 設定画面の「コピー項目実行時にコードページをUTF-8に設定しRobocopyを英語表示にする」のオプションが設定されている時、スクリプトの実行時には英語表示になっていなかったが、英語表示になるよう修正。
- 設定画面の「コピー項目実行時にコードページをUTF-8に設定しRobocopyを英語表示にする」のオプションが設定されている時、robocopy /? の表示も英語になるように修正。
- 設定画面の「コピー項目実行時にコードページをUTF-8に設定しRobocopyを英語表示にする」のオプション名を「Robocopy実行時にコードページをUTF-8に設定しRobocopyを英語表示にする」に変更。