KeePass Password Safe のクロスプラットフォーム対応パスワード管理ソフト

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KeePassXC

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  • 日本語○
  • 寄付歓迎

ダウンロード支援

バージョン
2.7.9
更新日
2024/06/19
対応 OS
Windows (7/8/8.1/)10/11, macOS 10.12 以降, Linux
言語
日本語
価格
無料
提供元

KeePass Password Safe を Windows / Mac / Linux のクロスプラットフォームに対応させた KeePassX からフォークし、独自の新機能およびバグ修正を行っているオープンソースのパスワード管理ソフトです。
AES / Twofish 暗号化によりパスワードデータを安全に保護します。
インターネットに接続せずローカルにパスワードが保存されているため、クラウドからパスワードが流出する心配は不要です。
KeePass Password Safe とも互換性があり、データベースを読み込んで利用できるほか、LastPass などから CSV ファイルをインポートしてデータを取り込むことができます。

KeePassXC の使い方

ダウンロード と インストール

  1. 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「DOWNLOAD」ボタンをクリックしてダウンロードします。
    ※ 32bit OS、Windows 7/8/8.1 対応版、または USB メモリー等で持ち運べるポータブル版を利用したい場合は、「See more options」をクリックして表示される「DOWNLOAD」ボタンをクリックしてダウンロードします。
    ※ Mac 版、Linux 版を利用する場合は、それぞれのタブをクリックしてダウンロードします。
    Microsoft Store 版はこちらからダウンロードします。
  2. ダウンロードしたセットアップファイル(KeePassXC-2.7.9-Win64.msi)からインストールします。

使い方

初期設定(データベースを作成する)

  1. 本ソフトを起動するとメイン画面が表示され、次の項目が表示されます。
    • 新しいデータベースを作成する
    • 既存のデータベースを開く
    • KeePass 1 からインポートする
    • 1 Password からインポートする
    • CSVからインポートする
    ここでは「新しいデータベースを作成する」ボタンをクリックします。
    KeePassXC - 起動時画面

    KeePassXC - 起動時画面

  2. 「データベースの全般情報」画面が表示されます。
    データベース名、概要を入力して「続き」ボタンをクリックします。
    新しいデータベースの作成 - データベースの全般情報

    新しいデータベースの作成 - データベースの全般情報

  3. 「暗号化設定」画面が表示されます。
    復号化時間、データベースの形式を選択して「続き」ボタンをクリックします。
    新しいデータベースの作成 - 暗号化の設定

    新しいデータベースの作成 - 暗号化の設定

  4. 「データベースの資格情報」画面が表示されます。
    パスワードを設定して「終了」ボタンをクリックします。
    新しいデータベースの作成 - データベースの資格情報

    新しいデータベースの作成 - データベースの資格情報


    ※ 「保護を追加」ボタンをクリックすると、キーファイルの設定などが可能です。
    新しいデータベースの作成 - データベースの資格情報(キーファイルの設定)

    新しいデータベースの作成 - データベースの資格情報(キーファイルの設定)

  5. 「ファイル名をつけてデータベースを保存」ダイアログが表示されます。
    データベースのファイル名(.kdbx)、保存場所を設定して「保存」ボタンをクリックします。
  6. パスワード管理画面が表示されます。
    パスワード管理画面

    パスワード管理画面


パスワードを登録する

メイン画面では画面左にフォルダーツリー、画面右にエントリー一覧が表示される形式です。
ここでは「メール」というグループ(フォルダー)を追加して、グループ内にエントリー(パスワード情報)を登録する流れを紹介します。

グループを追加する
  1. 画面左で右クリックし「新しいグループを追加」をクリックします。
    右クリックメニュー「新しいグループ」をクリック

    右クリックメニュー「新しいグループ」をクリック

  2. 「グループを追加」画面が表示されます。
    グループ名(ここでは「メール」と入力します)、メモ、必要に応じて期限などを設定して「OK」ボタンをクリックします。
    グループを追加

    グループを追加


    ※ 画面左のアイコン、プロパティ(作成日時、編集日時など)の編集も可能です(後からでも編集できます)。
    グループを追加 - アイコン

    グループを追加 - アイコン

  3. 画面左のフォルダーツリーに「メール」のグループが追加されます。
    新しいグループ「メール」が追加された

    新しいグループ「メール」が追加された


エントリーを追加する
  1. 画面右で右クリックし、「新しいエントリーを追加」をクリックします。
    右クリックメニュー「新しいエントリー」をクリック

    右クリックメニュー「新しいエントリー」をクリック

  2. 「エントリーを追加」画面が表示されます。
    タイトル(ここでは「Yahoo!メール」と入力します)、ユーザー名、パスワード、パスワード確認、URL、必要に応じて期限などを設定して「OK」ボタンをクリックします。
    ※ 画面左の詳細設定、アイコン、自動入力(自動入力の有無)の編集も可能です(後からでも編集できます)。
    エントリーを追加

    エントリーを追加

  3. 画面右に「Yahoo!メール」のエントリーが追加されます。
    新しいエントリー「Yahoo!メール」が追加された

    新しいエントリー「Yahoo!メール」が追加された


ログイン時に登録した情報を利用する

エントリーを右クリックし、「ユーザー名をコピー」、「パスワードをコピー」をクリックしてコピー、ログイン画面に貼り付けて利用できます。
右クリックメニューからコピー可能

右クリックメニューからコピー可能


「自動入力を実行」をクリックすると、ユーザー名、パスワードを自動入力します。
※ 自動入力実行時はユーザー名のテキストボックスをクリックしてフォーカスしておく必要があります。
※ Yahoo! のログイン画面など、ユーザー名とパスワードが別画面となる場合は自動入力を適切に利用できません。

その他

  • グループの編集、エントリーの編集はそれぞれの項目の右クリックメニューから編集できます。
  • データベースは複数利用でき、タブ形式で複数開くことができます。
    複数のデータベースをタブ形式で切り替えて利用できる

    複数のデータベースをタブ形式で切り替えて利用できる

  • 2つ目以降のデータベースを作成する場合はメニューバーから「データベース」⇒「新しいデータベース」とクリックします。
  • 本ソフト起動時はマスターパスワードの入力が必要になります。キーファイル(.key)もあわせて設定した場合は両方の入力が必要になります。
  • 離席時など本ソフトをロックしたい場合は本ソフトを終了するか、メニューバー「ツール」⇒「データベースをロック」からロックできます。
    Ctrl + L キーを押してもロック可能です。
    データベースのロック

    データベースのロック

  • メニューバーから「ツール」⇒「パスワード生成」とクリックすると、英大文字・英小文字・数字・記号を組み合わせた、強度のあるパスワードを作成できます。
    パスワード生成ツール

    パスワード生成ツール


更新履歴

機械翻訳で日本語にしています。
Version 2.7.9
(2024/06/20)
  • 変更点
    • パスキー: エントリからパスキーを簡単に削除する機能 [ #10777 ]
    • Snap: ネイティブ メッセージング統合に新しいデスクトップ ポータルを使用する [ #10906 ]
  • 修正
    • エントリプレースホルダー/参照機能の改善 [ #10846 ]
    • タイトルフィールドが指定されていない場合の CSV インポートの改善 [ #10843 ]
    • 暗号化された Bitwarden のインポートを改善する [ #10800 ]
    • データベース設定のUXを改善する [ #10821 ]
    • エントリプレビューからのクリップボードアクションの処理を改善 [ #10810 ]
    • グループ/エントリ ビューのサイズ変更の動作を改善し、適切なデフォルトを設定します [ #10641 ]
    • パスキー: ユーザー名の誤入力を修正 [ #10874 ]
    • パスキー: 拡張機能に追加データを返す [ #10857 ]
    • ロック解除ビューでのパスワードクリアタイマーの不一致を修正 [ #10708 ]
    • 移植性チェックを修正 [ #10760 ]
    • HTML エクスポート時のページオーバーフローを修正 [ #10735 ]
    • システム提供の zxcvbn を使用するときに壊れたビルドを修正 [ #10717 ]
    • テキストが選択されているときのパスワードコピーボタンを修正 [ #10853 ]
    • アプリケーション設定ページのタブ順序を修正 [ #10907 ]
    • SSH エージェント: 壊れた復号ボタンを修正 [ #10638 ]
    • Windows: ALT 自動入力修飾子を修正 [ #10795 ]
    • Windows: 間違った DACL メモリ サイズ割り当てを修正 [ #10712 ]
    • macOS: 等幅フォントのサイズを修正 [ #10739 ]
    • Flatpak: 構成設定の 1 つずれエラーを修正 [ #10688 ]
    • BSD: libusb 実装でのコンパイルを修正 [ #10736 ]

Version 2.7.8
(2024/05/06)
  • 変更点
    • 検索ヘルプを表示するためのホットキーを追加 [ #10591 ]
    • グループ切り替え用のホットキーを追加 (Ctrl+Shift+PgUp/PgDown) [ #10625 ]
    • データベースごとの自動保存遅延設定を追加 [ #9100 ]
    • データベースパスワードに構成可能なパスワード強度チェックを追加 [ #9782 ]
    • メニューバーを非表示にする設定を追加 [ #10341 ]
    • Bitwarden 1PUX インポートを改善し、組織コレクションをサポート [ #10499 ]
    • 詳細設定チェックボックスがある設定に対してのみ表示する [ #6513 ]
    • パスワードの繰り返し入力を要求する古い設定を削除 [ #9722 ]
    • パスキー: パスキーを既存のエントリに登録できるようにします [ #10408 ]
    • パスキー: パスキーのエクスポート前にデータが暗号化されていないことに関する警告を表示する [ #10411 ]
    • パスキー: NFC および USB トランスポートをサポート [ #10402 ]
    • パスキー: 拡張機能の JSON データをブラウザーに渡す [ #10615 ]
    • SSH エージェント: ごみ箱のエントリを使用しないでください [ #10518 ]
    • Linux: {CLEARFIELD} の自動入力に使用されるホットキー シーケンスを変更する [ #10008 ]
    • Windows: DACL メモリ アクセス保護を改善 [ #10618 ]
  • 修正
    • 履歴項目を削除する際のクラッシュを修正 [ #10451 ]
    • 画面ロックまたはコンピューターのスリープ時のクラッシュを修正 [ #10458 ]
    • ロック解除後に検索フィールドがフォーカスされない問題を修正 [ #10459 ]
    • 自動入力でデータベースのロックを解除する必要がある場合にウィンドウのフォーカスが失われる問題を修正 [ #10555 ]
    • ロック解除時の TOTP 表示の矛盾を修正 [ #10009 ]
    • CSV インポートが単一名のグループをスキップする問題を修正 [ #10575 ]
    • 設定で無効にしてもキーファイルフォルダーが記憶される問題を修正 [ #10636 ]
    • エントリの編集とデータベースのロックに関する問題を修正 [ #10667 ]
    • コマンドラインで指定された場合のキーファイルのテキストを修正 [ #10642 ]
    • ハードウェア キーの自動検出に関する問題を修正 [ #10663 ]
    • 等幅フォント サイズをオーバーライドしない [ #10282 ]
    • グループビューがフォーカスされている場合にのみグループソートを実行する [ #10202 ]
    • 添付ファイルのサイズの小数点をバイト単位で表示しない [ #10595 ]
    • データベースを結合するときにグローバル カスタム データの結合を防止する [ #10452 ]
    • 翻訳に関する軽微な問題を修正 [ #10635 ]
    • パスキー: StrongBox の非互換性を修正 [ #10420 ]
    • パスキー: 未設定の場合、エラーを返すのではなく、RP ID を有効なドメインに設定します [ #10384 ]
    • パスキー: さまざまな UI の修正と改善 [ #10427、#10608、#10609 ]
    • AppImage: URL オープニングを修正 [ #10624 ]
    • Flatpak: アプリケーションの自動起動を修正 [ #10563 ]
    • Linux/macOS: モーダル アラート ポップアップのボタン サイズを修正 [ #10500 ]
    • Linux: Wayland のクリップボードクリアを修正 [ #10500 ]
    • Windows: ファイルの非表示属性を保持 [ #10343 ]

Version 2.7.7
(2024/03/10)
  • 変更点
    • ハードウェア キー インターフェイスの USB ホットプラグをサポート [ #10092 ]
    • 1PUX および Bitwarden インポートをサポート [ #9815 ]
    • ブラウザ: PassKey のサポートを追加 [ #8825、#9987、#10318 ]
    • ビルド システム: vcpkg マニフェスト モードに移行 [ #10088 ]
  • 修正
    • 複数の TOTP 問題を修正 [ #9874 ]
    • エディターが表示されなくなったときに保存時にフォーカスが失われる問題を修正 [ #10075 ]
    • 履歴からエントリを削除するときのビジュアルを修正 [ #9947 ]
    • 検索実行時に最初のエントリが選択されない問題を修正 [ #9868 ]
    • エントリのドラッグ/ドロップ時にスクロールバーが表示されないようにする [ #9747 ]
    • パスワードジェネレーターの「次から選択」フィールドで重複文字を防止する [ #9803 ]
    • セキュリティ: バイト単位および添付ファイル推論サイドチャネル攻撃を防止 [ #10266 ]
    • ブラウザ: Update Entry メッセージボックスの表示を修正 [ #9853 ]
    • ブラウザ: 認証情報を返す際のバグを修正 [ #9136 ]
    • ブラウザ: ブラウザからデータベースを開いたときのクラッシュを修正 [ #9939 ]
    • ブラウザ: 参照された URL フィールドのサポートを修正 [ #8788 ]
    • MacOS: ハイライト/アクセントカラーを変更する際のクラッシュを修正 [ #10348 ]
    • MacOS: 蓋の開閉に応じて TouchID の外観を修正 [ #10092 ]
    • Windows: MSI インストーラーによる KeePassXC プロセスの終了を修正 [ #9822 ]
    • FdoSecrets: 有効にした場合のデータベース マージ クラッシュを修正 [ #10136 ]

※ 本ソフトは owl 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2019年01月22日)

ユーザーレビュー

  • コメント

    愛用させていただいておりますが終了してもプロセスが残ってしまいます

    tonton
    tonton
    1
    Windows 10

    愛用させていただいておりますが終了してもプロセスが残ってしまいます。
    仕様なのかおま環なのか原因などございましたら情報提供おねがいします。

    1人が参考になったと回答しています。
    このレビューは参考になりましたか?
  • 5

    【追記あり】個人的には「KeePass Password Safe Free」…

    owl
    owl
    483
    Windows 10

    個人的には「KeePass Password Safe Free」の愛用者ですが、下記の観点を考慮し、紹介を決意しました。
    「Have I Been Pwned」サービス(https://haveibeenpwned.com/ )の Troy Hunt氏は、公式ブログで、「Collection #1」を公表:
    『2019年1月、他のサービスのアカウントを乗っ取るために使用される多数の資格情報スタッフィングリスト(電子メールアドレスとパスワードの組み合わせ)が発見された。これらのログイン認証情報は、2008年のものも含まれ、何年にもわたって蓄積されてきたようだ。流出元は「2,000以上」にものぼり、固有のメルアド「7億7,300万」と、パスワード「2700万超」がオンラインに流出している・・・』と警鐘を鳴らす。
    事件に関する詳細と漏洩パスワードの検索方法は、
    The 773 Million Record ”Collection#1” Data Breach
    https://www.troyhunt.com/the-773-million-record-collection-1-data-reach
    に記載されています。

    以下、私見(提言)
    ログイン認証情報は、(パスポート同様)最重要な個人情報です。その管理には、細心の注意を払うべきです。
    最善策は、Local に独立して管理できるパスワードマネージャーで「一元管理」を徹底する手法が最善です。
    Cloud タイプのパスワードマネージャー利用や、
    ブラウザなどのアプリ内に保存する機能は、Hacking などでの漏洩・流出のリスクがあるので、信頼に値しません。
    ましてや「通販やサイト利用時などで必要なログイン情報」や「決済(クレカなど)情報」などをサイト先に登録(保存)してしまう手法は、サイト先の管理レベルが不明なので極めて危険です。面倒でも都度、パスワードマネージャーでの運用を徹底すべきです。

    その重要性を考慮し、敢えて、スキル(VeraCrypt と KeePass 2 の連携運用)と面倒な手間(手動操作で、多段階の認証)を必要とする手法で運用しています。
    問題意識と方法論は人それぞれ(価値観)ですが、
    しかし、当アプリは平易で利便性が優れており、ビギナーユーザーにも好適です。


    iCloud、Dropbox、Yahoo JAPAN、Twitter で、「ログイン情報の大量流失」事件が表沙汰になった事件は記憶に新しい。Facebook は、その騒動の渦中です。ログイン情報や決済情報をサイト先に委ねる行為は「覆水盆に返らず」で致命的です。


    当アプリの評価は、満点です。しかし、嗜好的には「次善点」です。
    老若男女、スキルの有無、利便性を考慮した選択肢では「KeePassXC」が最良です。
    しかし「KeePass Password Safe Free」ならば、最高度の管理・運用が可能です。

    20人が参考になったと回答しています。
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