- バージョン
- 2.6.9 / 3.7.6 Beta
- 更新日
- 2024/09/09
- 対応 OS
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10, Beta: Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11
- 言語
- 日本語
- 価格
- 無料
- 提供元
- Kuro
行番号表示やルーラー表示、正規表現検索といった標準的な機能を複雑な設定無しに利用できるテキストエディターです。
多くのプラグラム言語・スクリプト言語(Java、JavaScript、C++、C#、HTML、XML 等)に対応しており、予約語の強調表示や入力補完機能も搭載されているため、プログラミングにも適しています。
また、プラグイン機能やマクロ機能によって、機能を自由に拡張することができます。
Mery の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「Mery Ver 2.6.9 (32 ビット版) ZIP」ボタン、または「Mery Ver 2.6.9 (64 ビット版) ZIP」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ インストーラー版をダウンロードする場合は「インストーラー」と記載されたボタンをクリックしてダウンロードします。
※ ベータ版をダウンロードする場合は提供元サイトのベータ版ダウンロードページからダウンロードします。 - ダウンロードした圧縮ファイル(Mery_2.6.9.zip または Mery-x64-2.6.9.zip)を解凍し、Mery.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
プラグイン機能
プラグインによって、本ソフトの機能を拡張することができます。プラグインは本ソフト制作者によって公開されているほか、開発キットも公開されています。
公開されているプラグイン
公開されているプラグインは次の通り- 半透明プラグイン
エディタウィンドウを半透明化プラグイン-半透明
- クラスビュープラグイン
関数・変数などの一覧を VisualStudio のクラスビューっぽく表示 - 全角/半角変換プラグイン
選択範囲または文書全体の全角/半角を柔軟に変換 - お気に入りプラグイン
よく使うファイルを登録できるブックマーク - HSPコンパイル実行プラグイン
HSP のソースをコンパイルして実行可能。exe 作成機能も - IPメッセンジャープラグイン
お互いの Mery で文書を送受信 - スニペットプラグイン
定型文書などを登録して素早く利用 - Webプレビュープラグイン
組み込み型 IE
デフォルトのプラグイン
デフォルトではアウトライン解析のプラグインが同梱されています。- 提供元サイトのプラグインページからダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、プラグインファイル(*****.dll)をインストールしたフォルダ直下の「Plugins」フォルダに格納します。
- 本ソフトを起動します。
- メニューバーから「ツール」⇒「プラグイン」とクリックしてダウンロードしたプラグインを選択すると、そのプラグインが有効になります。
マクロ機能
WSH(Windows Script Host)を搭載しているため、JavaScript や VBScript 等で自由にマクロを組むことができます。自作したマクロや、ダウンロードしてきたマクロの登録方法は次の手順です。
- メニューバーから「マクロ」⇒「カスタマイズ」とクリックし、マクロのカスタマイズ画面を表示します。
- 「新規登録」ボタンを押し、登録するマクロを選択します。
- マクロが表示されていることを確認し、「OK」ボタンを押します。
- ツールバーの ボタンを押すと、マクロが実行されます。
- メニューバー「マクロ」の下部に、登録したマクロファイル名が表示されています。
他のマクロを実行するときは、このマクロファイル名を選択することで、マクロが実行されます。
また、記録機能によって、キーボード入力等をスクリプト形式で書き出すことができます。
- ツールバーの ボタンを押すと、キーボード入力等が記録されます。
- 入力操作が完了したら、もう一度 ボタンを押して、マクロの記録を停止します。
- ツールバーの ボタンを押すと、記録したマクロが実行されます。
- 記録したマクロを保存するには、メニューバーから「マクロ」⇒「名前を付けて保存」とクリックすると保存できます。
デザイン変更機能
Meryでは、背景色や文字色等を自由に変更することができます。あらかじめ用意されているテーマを利用すれば、カスタマイズ済みのデザインをすぐに利用することができます。
- メニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックし、オプション画面を表示します。
- 「表示」タブを開き、上部の「テーマ」リストボックスから、好きなテーマを選択し、「OK」ボタンを押すと、テーマが適用されます。
また、 ボタンを押すことで、テーマのインポートやエクスポートが行えるため、別途ダウンロードしてきたテーマも利用することができます。
入力補完機能
プログラムやスクリプトを記述する際に、予約語や命令文の入力補完を行うことができます。入力補完
- 補完は、文字入力中に Ctrl + スペース キーで行うことができます。
- 補完リストは上下矢印キーで選択でき、Enter キーで確定します。
- 自分がすでに入力した文字列も補完候補に挙がるため、変数宣言した変数名等を補完することもできます。
- デフォルトで対応しているプログラム言語・スクリプト言語は次の通りです。
BATファイル / C# / C++ / ColdFusion / CSS / Delphi / HSP / HTML / INIファイル / Java / JavaScript / JSP / Perl / PHP / PowerShell / Python / Ruby / SQL / TeX / UWSC / VBScript / VisualBasic / Windows Script / x86 Assembler / XML※ 言語の追加も行えます。
その他機能
その他にも以下のような機能があります。- タブ機能
複数のファイルをタブ形式で開くことができます。
また、個別ウィンドウとの切り替えも可能です。 - カラー印刷機能
予約語の強調表示の結果を、カラーで印刷することができます。 - XML整形機能
XML ファイルを規則に基づき整形できます。
規則はメニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックして「整形」タブより設定できます。 - 外部ツール連携
IE やコマンドプロンプト等で、編集中のファイルを開くことができます。
更新履歴
Version 3.7.6 Beta (2024/09/09)
- Ctrl キーを押しながらリンクをクリックして開く機能を、リンクが選択範囲内にあっても開けるように対応
- [編集モードのプロパティ] の [関連付け] カテゴリ名を [ファイルの種類] に変更
- [編集モードのプロパティ] の [ファイルの種類] に [既定の拡張子] を追加
- フォールバック フォントにシステム フォントとカスタム フォントが混在している場合の優先順位を調整
- タブのデザインを調整
- [オプション] の [タブとウィンドウ] カテゴリを [タブ]、[ウィンドウ] に分割
- [オプション] の [タブ] カテゴリに [アクティブなタブを強調表示する] を追加 (Windows 8、Vista は未検証)
- それに伴い、[アクセント カラーを使用する] がオンの際にタブを塗りつぶす仕様を廃止
- [タブの幅] を [指定した幅に固定する] 設定時、[タブを左揃えにする] をオンにするとタブ内の文字列が左揃えになるように対応
- [タブの幅] を [指定した幅に固定する] 設定時、タブ内の文字列と閉じるボタンが重ならないように調整
- その他、細かい修正
Version 3.7.5 Beta (2024/08/26)
- /sp オプションを指定した際にダイアログが表示されてしまう問題を修正
- 隠しオプション [General] Links=1 を使用した場合に、[リンクをダブルクリックで開く] がオフにできない問題を修正
- [更新していなければ読み直す] で、ファイルが更新されていた場合に確認ダイアログを表示するようにした
- [オプション] の [タブとウィンドウ] カテゴリに [タブのスタイル]、[タブの幅]、[タブを左揃えにする] を追加
- DirectWrite のフォールバック フォントが縦書きで動作しなかった問題を修正
- その他、細かい修正
Version 3.7.4 Beta (2024/08/18)
- [ローマ字検索] に対応
- [オプション] の [基本] カテゴリに、[外部で変更された時] の項目として [更新していなければ読み直す] を追加
- [読み直し] のとき、スクロール位置の復元処理を改善
- ウィンドウを分割しているとき、[読み直し] でサブエディター側のカーソル位置とスクロール位置が復元されなかった問題を修正
- [ファイルから検索] ダイアログで、[ファイルの種類] を現在の編集モードから自動的に設定するようにした
- それに伴い、[>] ボタンで [ファイルの種類] の初期値を [現在のファイルの種類]、[現在のファイルの拡張子]、[現在のファイル]、[最後に使った値]、[固定値] から選択できるようにした
- [ファイルから検索] ダイアログで、[検索するフォルダー] の初期値を [現在のフォルダー]、[最後に使った値]、[固定値] から選択できるようにした (Windows XP はサポート対象外)
- それに伴い、[検索するフォルダー] の文字列に | を含めることで固定値とする方法を廃止
- [オプションを指定して実行] ダイアログの [マクロ] の [>] ボタンの仕様を変更 (Windows XP はサポート対象外)
- WSL のシェルで、~/aaa.txt のようなパスを指定してファイルを開けるようにした
- [ファイルから検索] の結果に表示されたファイルのパスがリンクとして機能するようにした
- それに伴い、[リンクをダブルクリックで開く] の設定も [ファイルから検索] の結果に適用するようにした
- プラグインの Editor_Find、Editor_Replace メソッドに FLAG_FIND_ALL、FLAG_FIND_NOT_BOL、FLAG_FIND_NOT_EOL、FLAG_FIND_KEEP_OPTIONS を追加
- DirectWrite のフォールバック フォントでカスタム フォントを使用できるようにした
- その他、細かい修正