アプリやサービスごとの通信を制御できる無料のファイアウォールソフト

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Free Firewall

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ダウンロード支援

バージョン
2.6.2
更新日
2022/09/12
対応 OS
Windows 7/8/8.1/10/11, Windows Server 2008/2012/2016/2019
言語
英語
価格
無料
提供元

バックグラウンドで外部へ通信を行うアプリやサービスを特定し、不要な通信をブロックできるファイアウォールソフトです。
3つのファイアウォールのモードが用意されています。

  • ネットワークを監視し、プログラムやサービスの通信を制御する通常モード「Enabled(有効)」
  • 通知をすべて無効にしてゲームに集中できる「Gaming(ゲーミング)」
  • すべての通信を遮断する「Blockade(封鎖)」

個別のアプリやサービスに対して「ルール」を設定し、IP アドレスやドメイン、ポートやポート範囲を指定してアクセスの許可/禁止を設定するなど細かなルール設定を行うことができるのも本ソフトの特徴です。

Free Firewall の使い方

ダウンロード と インストール

  1. 提供元サイトへアクセスし、「Version 2.6.2」項目左の「Download」ボタンをクリックしてダウンロードします。
  2. ダウンロードしたセットアップファイル(freefirewall-262.exe)からインストールします。

使い方

ファイアウォールのモードを選択する

本ソフトを起動すると、「Start」画面が表示されます。
Free Firewall - Start 画面

Free Firewall - Start 画面


3つのモードが用意されています。
  • Disabled(無効)
    無効状態です。
    最初はこれが選択されています。
    ネットワークトラフィックは監視されず、コントロールもされません。
  • Enabled(有効)
    有効状態です。
    ネットワークトラフィックを監視し、すべてのプログラムをコントロールします。
  • Gaming(ゲーミング)
    ゲーミングモードです。
    すべての通知が無効になり、ゲームはネットワークへアクセスできます。
  • Blockade(封鎖)
    すべてのプログラムとサービスでネットワークトラフィックがブロックされます。

クリックするとそのモードが有効になります。
Enabled をクリックしてファイアウォールを有効に

Enabled をクリックしてファイアウォールを有効に



「Enabled」を選択した場合
「Enabled」を選択した場合、アプリケーションやサービスが通信を行おうとした場合にデスクトップ画面右下にポップアップでイベントが通知されます。
通信アプリケーションの許可/禁止ダイアログ

通信アプリケーションの許可/禁止ダイアログ



個別に操作する
個別の項目ごとに次のボタンをクリックして操作を選択します。
  • Allow(許可する)
  • Ignore(無視する)
  • Prohibit(禁止する)

まとめて操作する
通知ウィンドウ下部のボタンから操作します。
  • Allow all(すべて許可する)
  • Deny all(すべて拒否する)
  • ごみ箱アイコン(すべて無視する)

ちなみにファイアウォールのモードはタスクトレイicon アイコンの右クリックメニューから選択することもできます。
設定 - Language(言語)

設定 - Language(言語)



アプリ・サービスを許可/禁止する

アプリを許可/禁止する
メイン画面左の「Applications」をクリックすると、アプリとプロセスの一覧が表示されます。
Application(アプリケーション)

Application(アプリケーション)


各項目右の「Allow all」、「Ask for permission」などのボタン横の▼から許可/拒否などを選択できます。
▼をクリックして表示されるメニュー

▼をクリックして表示されるメニュー


  • Edit(許可、拒否、ルール等を編集する)
  • Allow all(すべて許可する)
  • Deny all(すべて拒否する)
  • Ask for permission(アプリが通信を行うたびに許可/禁止を選択する)
  • Apply rules(Edit で作成したルールを適用する)

許可、拒否、ルール等を編集する
各項目右の「Allow all」、「Ask for permission」などのボタン横の▼から「Edit」をクリックして編集画面を表示できます。
Edit(編集する)

Edit(編集する)


  1. 選択した項目に「Name(名前)」と「Comment(コメント)」の編集を行えるテキストボックスが表示されます。
  2. 「Network traffic」よりネットワーク通信の許可/拒否などを選択できます。
  3. 「Apply rules」を選択すると、画面下部に「Rules」項目が追加されます。
    「+ Add rule」ボタンをクリックすると、ドメインやIPアドレス、ポートとポート範囲を入力し、Allow/Block を選択します。
    「+ Add rule」ボタンをクリックして、複数個のルールを追加することが可能です。
  4. 追加したルールに該当しなかった場合のルール、Last rule を設定します。
    • Ask for permission(アプリが通信を行うたびに許可/禁止を選択する)
    • Allow all(すべて許可する)
    • Deny all(すべて拒否する)
    • Zone: (ゾーン:)
      上記のルールを処理しても一致が見つからない場合は、一致が見つかるまで、選択したゾーンのルールがチェックされます。
  5. 最後に「Save」ボタンをクリックすると、ルールの編集完了です。
  6. 「Apply rules」を選択することで、ルールを適用できます。

サービスを許可/禁止する
メイン画面左の「Services」をクリックすると、サービスの一覧が表示されます。
Sevices(サービス)

Sevices(サービス)


基本的な操作は アプリを許可/禁止する と同じです。

ゾーン

メイン画面左の「Zones」をクリックすると、ゾーン一覧が表示されます。
Zones(ゾーン)

Zones(ゾーン)


ゾーンとは ルールを編集する で作成するルールを拡張したようなものです。
ゾーンごとにドメインやIPアドレス、ポートとポート範囲を入力して Allow/Block を設定したルールを作成できます。
複数のアプリで共通のルールを適用したい場合、ゾーンを作成して各アプリに適用することで、個別のアプリごとに複数のルールの作成・編集が不要になり、管理が簡単になります。

画面上部の「+ Add zone」からゾーンを追加して複数のゾーンを作成できます。

Tools(ツール)

メイン画面左の「Tools」をクリックすると、ツール画面が表示されます。
Tools(ツール)

Tools(ツール)



Telemetry(テレメトリ)
ソフトウェア使用時の情報を収集して Microsoft に送信するテレメトリをブロックします。
  • Block Windows telemetry
    Windows テレメトリをブロックします。
  • Block telemetry of all applications
    すべてのアプリケーションのテレメトリをブロックします。

Tracking on the web and behavioral analysis(ウェブでの追跡と行動分析)
  • Block Web-Tracking services: Connections to services that track your surfing behavior on the Internet through cookies and other identification techniques are interrupted.
    Web追跡サービスをブロックする:
    Cookie やその他の識別技術を介してインターネット上のサーフィン行動を追跡するサービスへの接続が中断されます。

WebSpeedup: Faster opening of websites(ウェブサイトをより速く開く)
  • Enable WebSpeedup: Non-essential parts of web pages, such as nicer fonts, are blocked to load web pages faster and save internet bandwidth
    WebSpeedupを有効にする:
    より良いフォントなど、Web ページの重要ではない部分がブロックされ、Web ページの読み込みが速くなり、インターネット帯域幅が節約されます。

設定

メイン画面右上の Settings をクリックすると、設定画面が表示されます。
設定 - General(一般)

設定 - General(一般)



Application(アプリケーション)
  • Start with Windows: The firewall starts with the operating system as soon as the user logs on.
    Windows と一緒に起動:
    ファイアウォールはユーザーログオンするとすぐにオペレーティングシステムで開始されます。
  • When closing, minimize the program to the notification area: When closing the user interface, the program is not terminated but minimized in the notification area.
    終了時にプログラムを通知領域に最小化:
    ユーザーインターフェイスを閉じると、プログラムは終了せずに通知領域に最小化されます。

Security(セキュリティ)
  • Extended basic protection: Additional firewall protection is enabled for newly installed applications.
    拡張された基本保護:
    新しくインストールされたアプリケーションに対して追加のファイアウォール保護が有効になります。
  • Password protection: Protect the firewall user interface with a password.
    パスワード保護:
    ファイアウォールのユーザーインターフェイスをパスワードで保護します。

Local connections and network(ローカル接続とネットワーク)
  • Enable internal connections: Internal connections within this PC are always allowed.
    内部接続を有効にする:
    このPC内の内部接続は常に許可されます。
  • Always allow connections in the local network.
    常にローカルネットワークでの接続を許可します。

Presentation(プレゼンテーション)
  • Show only running programs
    実行中のプログラムのみを表示します。
  • Display event window with current events in the informationa area
    情報領域に現在のイベントを表示するイベントウィンドウを表示します。
  • Sound playback on events
    イベントのサウンドを再生します。
  • Derive domain names from IP addresses: For events, IP addresses are translated to domain names and also displayed. (However, this is not always possible.)
    IPアドレスからドメイン名を取得:
    イベントの場合、IPアドレスはドメイン名に変換されて表示されます。(ただし、これは常に可能であるとは限りません。)
  • Show event window when the FreeFirewall icon is clicked in the notification area
    通知領域で FreeFirewall アイコンをクリックしたときにイベントウィンドウを表示します。

Default rule
デフォルトのルールは Ask for permission に設定されていますが、Allow all または Deny all に設定することができます。

Export settings
「Export settings」ボタンをクリックして、現在の設定をエクスポート(保存)できます。
また、「Import settings」ボタンをクリックして、過去の設定をインポート(読み込み)することもできます。

更新履歴

※ Google 翻訳で日本語にしています。
Version 2.6.2
(2022/09/12)
  • 新機能と改善
    ・インフォメーションエリアのアラームウィンドウの新しいコンセプト。
    ・ファイアウォールは、他のソフトウェア製品がファイアウォールの動作を制限または妨害することを認識するようになりました。
    ・アンインストールにより、すべてのファイアウォール ルールが完全に削除されます。
  • 変更と修正
    ・一部のコンピューターで、ネットワーク アラートが正しく表示されませんでした。
    ・ユーザー インターフェイスのパスワード保護により、情報領域の FreeFirewall メニューもブロックされるようになりました。

Version 2.6.1
(2022/03/07)
  • 新機能と改善
    ・ユーザーがソフトウェアを起動したときのスプラッシュ画面。
    ・新機能:すべてのカスタムルールをリセットします。
  • 変更と修正
    ・ファイアウォール通信のオーバーフローにより、多くの UAC アラートが発生しました。
    ・クリーンアップルーチンによって一部のシステムルールが削除され、多くのアラームが表示されました。

Version 2.6.0
(2021/11/20)
  • 新機能と改善
    ・大きな UI の変更。
    ・Windows カーネルをネットワークトラフィック用にリリースできるようになりました。
    ・プロセスモニターを構成できます。
  • 変更と修正
    ・ファイアウォールルールの変更が採用されない場合があります。
    ・ネットワークパスから起動されたアプリケーションを共有できませんでした。
    ・ウイルス対策プログラムは更新を取得できませんでした。

ユーザーレビュー

  • 5

    -- 以下追記致します --

    チップ
    チップ
    15
    Windows 10

    -- 以下追記致します --

    FreeFirewallもとうとうVersion 2.5.6になりました。それまでのVersion2.5.5ではブラウザで接続先のサイトが表示できないという事が度々発生していました。 何故か特定URLで蹴られてしまいます。そんなときはFreeFirewallをOFFにしてからブラウザで再度読み込みする手間が必要でしたが、Version2.5.6からはその不具合もなくなりました。 よって☆数は2→5に変更致します。

    尚、本Firewallは最初Firewall機能しか持たないかと思っていましたが使ってみた所、不自然な接続や判定不能なアプリケーションの場合は警告画面で接続の可否「Allow」と「Prohibit」を尋ねてきます。
    IDSの場合は単なる検知機能のみなので検出した時には手遅れ(接続を許している)、IPSの場合は不審なアプリケーションからの接続を検知・遮断してくれます。 本FreeFirewallは検出と遮断を行っているようなのでIPS機能が含まれているようです。 試しにアプリケーションを起動させFreeFirewallに外部発信を検出させ、その状態でUPDATEを実行させると機能しませんでした。つまり検出時に外部への発信を遮断しているという事のようです。 こちらの機能も確認できたので☆数は2→5へと変更致します。

    ※管理人様、記事の書き換えのご案内をありがとうございました。

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  • 2

    現時点で最新版となるV2.5.5(25.05.2020リリース)を…

    チップ
    チップ
    15
    Windows 10

    現時点で最新版となるV2.5.5(25.05.2020リリース)を使用しました。よって日本語には切り替え不可です。こちら様のサイトでは日本語表示可能なV 1.4.9を紹介しています。リリース日が14.01.2018なのでその間に多くの改善が行われていました。 例えばメモリ消費量の削減などです。 最新バージョンを使用してもインターネット回線の速度が遅くなります。 上下方向共にです。 当Free Firewallを使用するとデフォルト設定ではWindows Defender Firewallと併用になるのでコンフィレクション(衝突)を防ぐ為にWindows Defender FirewallはOFF設定にした方が良いかと思います。

    最新バージョンに比較して性能の劣るV1.4.9を使うか、それとも最新バージョンを使うかは「日本語表示」を取るか取らぬかで決まると思います。 当Free Firewallには侵入防止機能が備わっていないので、それならばZoneAlarmFirewallでも良いのでは?とも思えます。

    当Free Firewallを使用していて気になってしかたないのはウインドウサイズが変更できない部分もあるという事です。 しかも24インチモニターを使っていても文字が小さすぎて見えません。 せめて契約約款程度は大きな文字を使うべきですね。

    通信の遮断と許可の設定はやり易いです。

    3人が参考になったと回答しています。
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  • 2

    右下のイベントポップがunknown:applicationで埋め…

    noob
    noob
    1
    Windows 10

    右下のイベントポップがunknown:applicationで埋め尽くされる。
    どのプログラムがその通信をしてるのかわからないのでどうしようもない。
    自分にはそれを探し出す方法も、どういった設定で良い結果が得られるのかわからなかった。
    時間の無駄だと思ったので使うのをやめた。

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