最近増えつつあるWEBセーフブラウジングツールの中でもコミュニティーデータの評価を反映する数少ないタイプといえる。
実際にメールを送信し返信状況を表示するEメール検査に加え、危険と判断されたダウンロードファイルの検出脅威と危険度のレベルや具体的な挙動について表示してくれるのも嬉しい。
リンク先のサイトレポートや、その他迷惑行為の具体的な内容記載についても好感が持てる。
スコアカード評価をとっている「WOT」程、コミュニティーデータの評価に左右されないようだ。
以前、ダミーのFLASHコンテンツを餌にメルアドを入力させスパムメールを送りつける古典的な詐欺サイトを、Norton Safe WebとF-Secure Browsing ProtectionのURLオンラインスキャンで調べてみた事があるが「白」だった。
特殊なCGIでフォームを制御していたり、悪性スクリプトやDLファイルが確認できなければ当然、安全サイトという評価になる。
このサイトにアラートを表示したのは、ユーザーの評価が反映される「WOT」のみだった。
当然、逆のパターンもあり、諸刃の剣ではあるが・・・
サイト検査の結果はベンダーにより様々であり、コミュニティーデータの情報も各個人それぞれの評価を総括的に結果に反映させている。
したがってA社とB社のツールでは、同じサイトでも評価が異なる場合も多々ある為、あくまでも目安程度の利用に留めるべきだろう。