効果は非常に局所的。有用な場面には確かに有用だが、多くの場合には役に立たない。
例えば、過去のBingでは、EdgeでのみBing AI (現Copilot)が使用可能だった。この判定基準はユーザーエージェント(UA)であったため、UAをEdgeのものに偽装すれば他のブラウザーでも使用できた。そういった場合には役に立つ。
ただし、日常的にUA偽装を行うのは推奨しない。例えばGoogleアカウントのログイン画面では、実際に使用しているブラウザとUAが一致しない場合、原因不明のエラーが出て進めなくなる。
また、「スマホで閲覧した場合はどうなるのかを確認したい」という場合には、ブラウザのレスポンシブデザインツールを使用した方が良い。
これはUAのみならず、画面解像度やタッチ操作の挙動までも再現してくれる。
(FirefoxならCtrl+Shift+Mで開く。Chromium系ならCtrl+Shift+I → Ctrl+Shift+M)
【まとめ】
・特定のブラウザに対し嫌がらせを行うサイトでは、検知処理が甘ければバイパスできる。
・そうでなければ使う必要はないし、むしろ問題を引き起こしかねない。