無料で利用できる、数少ない大規模動画編集ソフト。
別途有料版(DaVinci Resolve Studio)が存在しており、こちらの場合、H.264とHEVC(H.265)に対してのハードウェアデコード・エンコードが行えるといった機能がアンロックされる。
また、HDRの色編集ができるというところがこのソフトの圧倒的強みであり、無料で利用できる動画編集ソフトとして有名なAviUtlとは違った多種多様な需要に答えるソフトであるといえる。
一方で、要求ハードウェアが比較的高く、CPUとストレージ、メモリの酷使が激しい為、FHDならともかく4Kなど超高解像度になる場合、CPUは8コア以上、ストレージはNVMeSSD、メモリ容量16GB以上が推奨される。
有料版では、ソレに加えてGPUも追加で酷使するため、VRAMを8GB以上備えたGPUを搭載したPCを用意してあげると快適な編集環境を実現できる。
AviUtlは拡張していくことで充実させる編集ソフトだが、こちらはオールインワン型の編集ソフトであるため、別途追加するものがなく導入が一発なので迷う要素はないと思う。
なお、有料版は約4万円とかなりお高めではあるが、現在期間限定で約3万6000円の機材が付属するため、実質半値という超お買得だったりする(当方の購入理由もコレである)。
導入環境の敷居の高さが欠点ではあるものの、それを上回る機能性を持つ動画編集ソフト。
使い慣れるまではAviUtl以上に難しいと思われるが、その圧倒的機能性をしっかりと堪能してほしいと思う。