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2016年04月26日 02時11分
ベータ版から正規版への更新で、使い勝手がPresto Operaに大きく近づいたように感じます。 このことを最も実感したのはタブを閉じた時、ベータ版Vivaldiを含むChromiumブラウザはそれまでの閲覧の流れをまるで無視した的外れなタブに戻っていたものが、正規版Vivaldiは直前に見ていたタブに戻るというPresto Operaデフォルトと同じ仕様になったところです。 タブ関係で言えばBlink Operaを含むChromiumはブックマークを開くと閲覧中のタブが上書きされてしまうのに対し、現Vivaldiでは新たなタブが開いた上で自動的に遷移してくれるところもPresto Operaと同じ反応になりました。 その他マウスジェスチャの大幅な強化などもベータ版からの改良点ですが、個人的には思考の流れを妨げない挙動を身につけた(取り戻した)点が評価点としては大きいです。ページ表示速度の数%の差よりも、適正なタブサイクルの方が快適な閲覧への貢献度ははるかに高いと思います。 惜しむらくは他のChromiumやFirefox同様、パスワードマネージャーが拡張機能を含めて相変わらずポンコツな所。Presto Operaの認証管理と同等の機能を実装してくれれば言うことなしですが、それがかなわないならBlink Opera専用のエクステンションとして公開されている「Local pass store」がVivaldiに対応してくれることをうっすらと期待しています。