無償アップグレードの対象となる、Windows 7/8.1 をお持ちのユーザーはアップグレードするか否かを決定する最後のタイミングとなります。
Windows 10 とはそもそもどんなOSなのか、Windows 10 にアップグレードするとどんな機能が利用できるのかについては、こちらをご覧いただくと確認していただけます。
Windows 10 ダウンロード開始からほぼ1か月。Windows 8 から Windows 10 で何が変わったのか。その違いをざっと解説
Windows 10 は現在全世界で3億5,000万デバイスに搭載されており、半ば強引な手法ではありましたが多くのユーザーに利用されるようになっています。
さて、2016年8月2日には、Windows 10 Anniversary Update が控えており、無償アップグレード期間終了後に大幅なアップデートが行われる予定です。
Windows 10 の第一弾メジャーアップデートでどんな機能が追加されるのかを紹介します。
生体認証によるサインインができる Windows Hello の機能強化
指紋認証、顔認証による、生体認証を利用できる機能です。いままでは Windows へのサインインのみに利用できましたが、Microsoft Edge もサポートされるようになります。
生体顔認証 - Windows Hello
※ ただし、対応するデバイスを持っていないと利用できないため、すぐに利用できるユーザーは少ないかもしれません。
セキュリティソフト Windows Defender の機能強化
Windows 8 以降では Microsoft Security Essentials の機能を Windows Defender に統合し、標準で搭載されているセキュリティソフトです。その Windows Defender にPCを定期的にスキャンするスケジュールスキャン機能と、脅威を検出した場合の通知機能を追加されます。他のセキュリティソフトをインストールしていない Windows Defender のみの環境では、定期的にスキャンできるようになるのは非常に心強いとも言えます。
液晶に紙のように書き込める Windows Ink
スタイラスペンなどのデジタルペンを利用して、紙に書き込むように Windows 10 デバイスに書けるようになる機能です。液タブ(液晶タブレット)のように利用できるようになります。※ タッチスクリーン対応のデバイスのみ利用できます。
ロック画面で使えるなどの Cortana の機能強化
パーソナルデジタルアシスタント(音声アシスタント/音声コンシェルジュ)機能のコルタナが、ロックスクリーン上でも利用できるようになります。Cortana | あなたのためのインテリジェントな仮想パーソナル アシスタント
Microsoft Edge の拡張機能などの機能強化
Microsoft Edge の消費電力低減、節電機能がさらに強化されます。また、Microsoft Edge の拡張機能が Microsoft ストアでダウンロード可能となるほか、HTML5 / CSS3 / ARIA などの最新のウェブ標準のサポート、高コントラストモードでのページ表示などの改善が加えられます。
Xbox Play Anywhere
購入したゲームを Windows 10 / Xbox One のどちらでもプレイでき、ゲームの進捗状況、セーブ、実績を共有できる Xbox Play Anywhere が機能提供されます。Windows 10 Anniversary Update では、Windows の基本機能の強化、Microsoft 製品の機能強化が行われます。
Microsoft Edge は本アップデート後に拡張機能の利用、生体認証の組み込みなどで強化されることもあり、Microsoft Edge をメインで利用するユーザーがことが予想されます。