Windows XP のサポートが終了してしまうとどうなってしまうのでしょうか?
サポート終了になることで、今後 Windows XP の脆弱性※が発見されても、セキュリティ対策のアップデート等が行われることがなくなるため、セキュリティの穴を埋めることができず、ウイルスやマルウェアに感染してしまったり、ハッカーによる攻撃を受けてしまったりするなど、危険な状態となってしまいます。
※ 脆弱性(ぜいじゃくせい)とはセキュリティ上の欠陥のこと。セキュリティホールとも呼ばれます。
こうした危険な状態を回避するためにはどうしたらよいのでしょうか?
Windows XP は今後使い続けることで危険な状態となってしまいます。
その対策としては・・・
といった選択肢があげられます。
パソコンを買い替える
これがもっともお勧めの選択肢です。Windows XP マシンは、2001年10月25日に発売を開始したもので、短く見ても5年以上使われているものが多いのではないでしょうか。
仮に5年使われているパソコンを、1台25万円で購入したとすると、1年あたり5万円、1か月あたり4,167円です。
月額料金に換算すると、携帯電話の料金よりも安くなります。
もしこれくらいの期間使っている Windows XP であれば、躊躇(ちゅうちょ)なく買い替えてもよいのではないでしょうか。
最近のネットブックなど格安ノートPCであれば、1台5万円程度の価格で購入できます。
とは言っても、クレジットカードなどを使わない限り、携帯電話のように分割購入できず、一括で5万円程度が必要になってしまいます。
こうしたまとまったお金が捻出できない場合は、買い替えるのは難しいかもしれません。
Windows 7/8/8.1 にアップグレードする
Windows XP から Windows 7 や Windows 8/8.1 アップグレードするのも選択肢の一つです。OSをアップグレードすることで、危険にさらされるリスクはなくなります。
問題点としては、Windows XP マシンは総じて少し前の古めのPCが多く、Windows 7/8/8.1 へアップグレードするにはスペック的に耐えられない可能性があります。
具体的には、アップグレードができたとしても動きがもっさりしてすごく遅い、またはアップグレード自体ができない場合があります。
OSのアップグレードを検討されている方は、あらかじめPCのスペックを確認したうえで購入することをお勧めします。
Windows XP を使うときはネットに接続しない
どうしても Windows XP を使う場合には、インターネットへ接続しないのが最も安全です。インターネットへ接続しているだけでも、ウイルス感染やハッカーからの攻撃リスクがあるからです。
ネットを見るだけ、メールを見るだけ、でもリスクがあるため、できるだけネットから切り離すのが安全です。
どうしても Windows XP でインターネットを利用する場合は、自己責任となります。
利用する際には、最低限、ウイルス対策ソフトを導入していないのであれば、導入しておきましょう。
ソフトを入れたところで危険性は変わりませんが、最低限、防げるものは防いでおくことが必要です。
こちらのウイルス対策ソフト一覧ページにて、Windows XP に対応したウイルス対策ソフトを一覧表にまとめています。
Windows XP のサポート期限も記載していますので、参考にしてみてください。
Windows XP のサポート期限が長いのは 2017年4月までサポートする、avast、ESETですが、ウイルス対策ソフトのサポート期限が切れるまで使い続けるのではなく、できるだけ早い段階で他のパソコンへ乗り換えたり、(スペック的に可能であれば)OSを 7/8/8.1 へアップグレードしたりすることをお勧めします。