Baidu IMEを仮想化環境で起動実験すると、素のままは当然、比較的安全だとされる色々削った状態でも入力単語を送信している事が確認できた。
結論を言えば「インストールするだけでアウトなソフト」と言える。
このソフトのメインの機能はユーザー入力の送信にあり、ユーザーが便利だと感じている汎ゆる機能は全て釣り餌という事だろう。
Baidu IMEとGoogle日本語入力の何が違うかと言うと、Baidu IMEは「キーボードで打ち込まれた入力単語」を送信し、Google日本語入力は「登録されている単語の選択や組み合わせの情報」を送信している点が違う。
Baidu IMEは「ユーザーのプライバシーがダダ漏れ」になるが、Google日本語入力は「単語を選択するクセ」しか送信されない。
どちらの会社もユーザーの入力を金に変えている事には違いはないが、個人でしか使わない単語まで送信するBaidu IMEは真っ黒だと言えよう。
これらのデメリットをメリットが上回る事はそう無いと思うが、上回っていると信じたかったり、信じたり、勘違いする事はできる。
彼らは単に「状況分析能力やリスク回避能力が低い」だけで、所謂「情弱」ではない。
他に代替手段がある現状を鑑みれば「納得づくで使っている」なんて理由は理由にもならず、とてもではないがお勧めできない。